超音波洗浄機の原理と主な利用シーン
新しい洗浄方法として注目されているのが超音波洗浄です。
人の手が届かない場所まできれいにしてくれますが、いったいどのような原理できれいにしているのでしょうか。
超音波洗浄は3つの作用により洗浄する機器です。
ひとつがキャビテーション、2つ目が加速度、そして3つ目が物理化学的反応促進作用です。
キャビテーションとは超音波の振動によって発生する気泡のことで、このキャビテーションが超音波洗浄において最も重要な役割を果たしています。
衝撃波を発生させ、これが汚れを砕くことにより洗います。
キャビテーションの強度を示す値が周波数です。
周波数が低いほど衝撃波は強くなり洗浄力も高まります。
ただ超音波洗浄機を選ぶときは、ひとくちに周波数が低いものを選ぶのではなく、対象物によって適したものは違いますから、特性に合わせて選ぶことが大切です。
超音波洗浄機と他の洗いかたの違いについても触れておきましょう。
超音波洗浄は様々なものを洗うことができて、産業用の洗浄方法としては最もポピュラーなものになりつつあります。
特性には洗浄時間が短く、油やホコリなど様々な汚れに対応できます。
細部に付着したゴミも苦にしません。
機器によっては複数のものを洗浄することも可能です。
まだ一般家庭にまでは普及していませんが、メガネ洗浄機用のものが登場しており、コンピュータなどのガジェットマニアにも利用され始めています。